お料理って楽しい時と楽しくない時がある

レシピなしで美味しくお料理できるようになるための記録

絹さやと卵の中華炒め

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蒸した絹さやを炒めて、中華スープの素をまぶして卵でとじるようにまた少し炒めて塩で味を整えて終わり。

 

青野菜は茹でた方がえぐみが取れるけれど、栄養まで抜け出てしまいそうで、これは完全に感覚と想像の思い込みかもしれないけれど、蒸した方が身体にいいような気がして、蒸してしまいました。

けれどありがたいことに、中華スープの素のおかげで青臭さはあまり感じずに食べられました。

絹さやはほかにどんなお料理が作れるのかあまりたくさんは思い浮かびませんね。茶碗蒸しとお浸しくらいでしょうか。

どちらも私の祖母によく作ってもらったメニューです。茶碗蒸しが食べたいと言うと、あらそれは優しい優しいとニコニコして、手際よく作ってくれました。優しいというのは九州地方の方言でしょうか、簡単という意味で使われていました。祖母は私や家族の誰かが、これこれが食べたいと言うとなんでもすぐに作ってくれました。

そんな祖母が嫌っていた言葉は”面倒くさい”です。私なんかよく言うものですから、よく叱られていました。けれど、私も母も面倒くさがりですから、祖母も同じ血が流れている限り、そういった物ぐさな性格を持ち合わせていたはずなのですが、祖母の生活からは、面倒くさいと言う感情は一切感じられず、むしろ1つ1つが丁寧で、律儀な生活のリズムがありました。

子供が育つ環境に必要なのはそういった、いつでもそこにある繰り返しなのでしょう。私はそんなものを提供できる人間になれるのか、残念ながら今の生活からは想像できません。